昆布|作用と性質、注意事項
海水産物類健康食品である昆布の作用と性質、注意事項についてお伝えします。
昆布という健康食品とは
原材料…昆布は海に生息しているもので、料理のダシに使用されています。昆布は黒っぽいもので肉厚のものがよいといわれています。
特徴…生活習慣病を予防する成分が豊富に含まれます。低エネルギーで、海の野菜ともいわれています。海藻の摂取量は長寿と関連性があるのではないかとも考えられています。日本の長寿県である沖縄は昆布の消費量が一番多いのが注目されます。
利用方法…近年、昆布の消費量は減少傾向にあります。しかし、昆布に含まれる豊富な有効成分への期待は高まっていて、粉末、顆粒、ペースト、飲料への混入など、さまざまな健康食品に利用されています。
効能効果などの注意事項-健康食品やサプリメントの作用や性質は絶対的な効能や効果ではありません。医師や専門家に相談の上、医薬品や他のサプリメントとの摂取の仕方などに注意して使用しましょう。
昆布で期待される健康維持の作用
- 動脈硬化・高血圧・心筋梗塞・脳卒中を予防する作用があります。
- 甲状腺のはたらきを正常にコントロールします。
- 血圧を下げます。
- 胃腸の調子をととのえます。
- 肥満を防ぎます。
- ナトリウムやカドミウムなどの有害物質を排出します。
- 新陳代謝を活発にします。
- 大腸がんを予防する作用があります。
- 成長期の発育を促進します。
- 下痢・便秘などを改善します。
- 生活習慣病を予防する作用があります。
- 注意…1日3000μg以上のヨウ素を毎日とり続けないようにしましょう。ヨウ素は不足しても過剰でも甲状腺障害の心配があります。昆布1gにヨウ素は約1300μgほど含有されています。
昆布の主な栄養成分と性質
- ヨウ素…甲状腺ホルモン(チロキシン)をつくり、心身の活性化に働きます。
- 食物繊維(アルギン酸、硫化多糖類)…整腸作用があり、カリウム量を増加させてナトリウムを排除し、血圧を下げます。
- ラミニン(アミノ酸類)…アミノ酸の一種で、血圧を下げます。
- EPA
- フコイダン
- カルシウム
- ビタミンB1