しいたけエキス|作用と性質、注意事項
きのこ類健康食品である しいたけエキスの作用と性質、注意事項についてお伝えします。
しいたけエキスという健康食品とは
原材料…しいたけエキスは椎茸のエキスです。椎茸は日本で300年以上も昔から人工栽培が行われ、消費量の多い食用キノコです。
特徴…しいたけエキスには2種類あり、しいたけの子実体(キノコの部分)から抽出されたものと、菌糸体から抽出された菌糸体エキス(LEM)があります。キノコの形になる前の状態を菌糸体といい、強い生命力があります。
利用方法…干ししいたけ、生しいたけとして広く利用されています。しいたけのビタミンDは、日光に当てることでつくられるので干ししいたけは調理する前に天日干しにするとよいでしょう。しいたけのβグルカンは胃がんのための注射薬として利用されています。また、液状、ティーバッグ、顆粒、錠剤などの健康食品が販売されています。
効能効果などの注意事項-健康食品やサプリメントの作用や性質は絶対的な効能や効果ではありません。医師や専門家に相談の上、医薬品や他のサプリメントとの摂取の仕方などに注意して使用しましょう。
しいたけエキスで期待される健康維持の作用
- 血圧が高目の人に作用があります。
- 歯や骨を丈夫にします。
- 体の免疫機能を高めます。
- がんを予防する作用があります。
- コレステロールを減少させ、動脈硬化を予防する作用があります。
- 菌糸体エキスには強い免疫調節機能と抗ウイルス機能のはたらきがあります。
- 骨髄細胞を増殖して血液を健康にします。
- 肝機能を強化し、コレステロールを吸収する作用があります。
しいたけエキスの主な栄養成分と性質
- エリタデニン…生理活性物質で、血中コレステロールを減少させ、血流をよくします。
- エルゴステリン …生理活性物質で、体内でビタミンDに変わり、カルシウムの吸収を助けます。
- βグルカン(レンチナン)…生理活性物質です。しいたけの場合はレンチナンとも呼ばれ、抗がん作用があります。
- リボ核酸…胞子に含まれる成分で、体内でインターフェロンを作り抗ウイルス作用があります。
- 菌糸体エキス…免疫を調整する機能や抗ウイルス機能があり、ウイルス性慢性肝炎やエイズ感染に対する作用が期待されています。