冬虫夏草|作用と性質、注意事項
きのこ類健康食品である冬虫夏草の作用と性質、注意事項についてお伝えします。
冬虫夏草という健康食品とは
原材料…冬虫夏草は、バッカク菌科に属する真菌(きのこ)類です。子嚢(しのう)菌類のキノコがチョウ、ガ、ハチ、トンボなどの虫、幼虫に寄生したもので多くの種類があります。虫の養分をキノコが吸収し、夏になると発芽して草のようになります。
特徴…中国では昔から伝統医学で利用されてきました。チベット、雲南省にあるフユナツムシクサタケ菌の生態から名づけられ、別名『チベットのニンジン』『北虫草(ほくちゅうそう)』と呼ばれています。現在、玄米などに菌を植え付けて人工培養されています。
利用方法…免疫力強化、抗がん作用、強壮・強精作用があり、過労、ED(勃起不全)、病後の回復などで利用されます。健康食品として、お湯で煎じて飲む乾燥品、また、粉末、カプセル、ドリンク剤などで販売されています。薬膳料理として使用されますが、大根との組み合わせで冬虫夏草の作用が弱まるといわれています。
効能効果などの注意事項-健康食品やサプリメントの作用や性質は絶対的な効能や効果ではありません。医師や専門家に相談の上、医薬品や他のサプリメントとの摂取の仕方などに注意して使用しましょう。
冬虫夏草で期待される健康維持の作用
- 免疫力を高め、体力をつけます。
- 呼吸器系、せき・たんを鎮めます。
- 循環器系、心臓・腎臓・肝臓の症状を改善します。
- 血糖値が高めます。
- 老化を防ぎます。
- 貧血・冷え性を改善します。
- 動脈硬化を予防・改善します。
- 結核を予防・改善します。
- 抗がん作用があります。
- 精力を増強します。
- 運動能力を向上します。
- 注意…薬膳料理に使われることもありますが、大根と組み合わせると、作用が弱くなるといわれています。
冬虫夏草の主な栄養成分と性質
- アミノ酸(18種類)
- ミネラル(各種微量)
- ビタミン(各種微量)
- 虫草素…中国医学の有効成分
- 虫草酸…中国医学の有効成分