プルーン|作用と性質、注意事項
種子・胚芽・果実類健康食品であるプルーンの作用と性質、注意事項についてお伝えします。
プルーンという健康食品とは
原材料…プルーンスはモモの一種であるセイヨウスモモを種入りのまま発酵させずに乾燥させたものです。プルーンを乾燥させた実がドライプルーンで、プルーンジュースはドライプルーンを水で抽出したものです。更にこれを濃縮させたものがプルーンエキスになります。生果よりも乾燥果の方が栄養価は高くなります。
特徴…プルーンに含まれる水溶性の食物繊維のペクチンには、緩下作用や整腸作用があり、便秘の予防や改善に作用が期待できます。また、カリウム、鉄などのミネラルやビタミンを含んでいて貧血の予防や改善に作用が期待されます。他の果実に比べてビタミンAが豊富で肌に潤いを与えます。
利用方法…プルーンエキスに加工するとビタミンAや食物繊維が失われるので、ドライプルーンで利用する方が栄養価は高くなります。便秘の改善を目的として利用する場合は水分も補給し、一度に多く摂らず、継続して摂る方が作用が期待できます。
注意…摂り過ぎると下痢をします。プルーンエキスなら1日100グラム以下にし、30~50グラム程度なら問題ないと考えられています。カリウムが多いので、腎臓の弱っている人は摂り過ぎに注意しなければなりません。過剰摂取による皮膚障害の報告もあります。それは質の悪いエキスにシアン化合物が濃縮されていたためです。日本健康・栄養食品協会の認定品(JHFAマーク付)のついてある製品が安心です。
効能効果などの注意事項-健康食品やサプリメントの作用や性質は絶対的な効能や効果ではありません。医師や専門家に相談の上、医薬品や他のサプリメントとの摂取の仕方などに注意して使用しましょう。
プルーンで期待される健康維持の作用
- 貧血を予防・改善します。
- 夜盲症を予防し、目の機能を維持します。
- 肌荒れ・吹き出物を防ぎ、つやのある肌にします。
- 便秘を予防・改善します。
プルーンの主な栄養成分と性質
- 水溶性食物繊維ペクチン…整腸作用・緩下作用があります。
- ビタミンA…視覚色素ロドプシンを形成したり、皮膚の角化や乾燥を防ぎます。
- ビタミンC…鉄分の吸収を助けます。
- カルシウム
- ナイアシン
- パントテン酸
- 鉄、銅、ビタミンB1、B2、B6、葉酸、マグネシウム、カリウムなど…増血作用を高めます。