健康食品ノート 健康食品ノート

リンゴ|作用と性質、注意事項

種子・胚芽・果実類健康食品である リンゴ の作用と性質、注意事項についてお伝えします。

リンゴという健康食品とは

原材料…林檎(リンゴ)は東部ヨーロッパ、西部アジアが原産です。江戸時代に中国から伝わりました。

特徴…主成分は果糖とブドウ糖からなる糖分で、有機酸であるリンゴ酸とクエン酸、そして、食物繊維のペクチンとカリウムが豊富に含まれます。ビタミン類が少ないのも特徴です。便秘の予防や改善に作用のあるペクチンが皮の部分に多く含まれます。カリウムは過剰なナトリウムの排泄を促す作用があるため、高血圧を予防する作用が期待できます。有機酸であるンゴ酸とクエン酸は疲労を回復する作用が期待できます。更にポリフェノール成分であるプロシアニジンが未熟果実に多く含まれています。プロシアニジンはカテキンがいくつかつながったもので抗酸化力が強い水溶性の成分です。

利用方法…皮ごと生食することがすすめられます。また、リンゴを加工したリンゴ酢なども販売されています。

効能効果などの注意事項-健康食品やサプリメントの作用や性質は絶対的な効能や効果ではありません。医師や専門家に相談の上、医薬品や他のサプリメントとの摂取の仕方などに注意して使用しましょう。

リンゴで期待される健康維持の作用

  • 便秘や下痢の予防改善にはたらきます。
  • 高血圧、動脈硬化の予防をします。
  • 疲労回復に作用があります。

リンゴの主な栄養成分と性質

  • 食物繊維のペクチン…便秘の予防改善にはたらきます。水溶性の食物繊維で水分を含んで固まる性質があるため腸内のコレステロールを便に吸着して体外に排出する作用があります。更にペクチンは善玉菌の活動を活性化する作用があるため、腸内のがん予防に作用が期待できます。
  • カリウム…過剰なナトリウムの排泄を促し、高血圧予防に作用が期待できます。
  • リンゴ酸…リンゴ酸は、果実、梅干し、酢などに含まれる有機酸の一種です。活性酸素を抑制して炎症をしずめたり、神経や筋肉の緊張を緩める作用があるため、疲労回復の作用が期待できます。リンゴ酸は繊維筋痛症の症状を抑えるはたらきが期待されていて、マグネシウムとの併用が作用を大きくすると考えられています。
  • クエン酸…有機酸の一種で、リンゴ酸と同様のはたらきが期待できます。
  • ビタミンC
  • 糖質
  • プロシアニジン…ポリフェノールの一種で、抗酸化力が強い水溶性の成分です。食品や化粧品などで利用される機能性原料で、内臓脂肪の蓄積やコレステロールを減らす作用、美白作用や虫歯予防が期待される成分です。