明日葉|作用と性質、注意事項
薬用植物類健康食品である明日葉の作用と性質、注意事項についてお伝えします。
明日葉という健康食品とは
原材料…明日葉はセリ科の多年草です。別名『ハチジョウソウ(八丈草)』といいます。
特徴…明日葉は野草の一種で、生育が早く、摘み取った翌日には葉が伸びてきます。「明日には葉が出る」というところが、名前の由来です。
利用方法…栄養価の高い緑黄色野菜として春から夏にかけて利用されます。明日葉の若葉をゆでて、おひたしやあえものにすることができます。また、お茶、ドリンク剤のほか、錠剤、粉末、顆粒に加工され健康食品として販売されています。青汁の原料にもなります。
明日葉茶の利用方法
- 明日葉を地上部から摘み取る(春から夏が良い)
- 水洗いしてから、陰干ししてよく乾燥させる
- 乾燥葉を手で細かくもみ砕き、一つまみを茶こしに入れて熱湯を注ぐ
明日葉茶は、むくみ、便秘、動脈硬化、高血圧の予防になどに作用が期待されます。
効能効果などの注意事項-健康食品やサプリメントの作用や性質は絶対的な効能や効果ではありません。医師や専門家に相談の上、医薬品や他のサプリメントとの摂取の仕方などに注意して使用しましょう。
明日葉で期待される健康維持の作用
- 疲労を回復します。
- 食欲を増進します。
- がんを予防する作用があります。
- 利尿作用があり、むくみを改善する作用が期待できます。
- 高血圧を予防する作用があります。
- 緩下作用があり、便秘を改善する作用が期待できます。
- 骨を形成する作用があります。
明日葉の主な栄養成分と性質
- カロテン
- ビタミンB1・B2・C
- カリウム
- カルシウム
- 鉄
- 食物繊維
- カルコン、クマリン…明日葉の茎を切ると黄色い汁が出ますが、この汁の主成分がカルコンとクマリンで、がんを抑える作用が期待されます。
- カルコン…内臓脂肪を減らす作用が期待されます。
- クマリン…認知症を予防する作用が期待されます。
- イソクエルチトリン…明日葉特有の希少成分であるイソクエルチトリンには、利尿、高血圧予防、緩下作用があります。
- アンゲリカ酸 … 香り成分の製油、苦味質のアンゲリカ酸は胃腸の新陳代謝をよくし、食欲増進や疲労回復にはたらきます。