枸杞子｜作用と性質、注意事項

枸杞子という健康食品とは

原材料…枸杞子（クコシ）は日本各地の土堤（どてい）、土手（どて）などに自生するナス科の落葉小低木です。

特徴…秋に真っ赤な実をつけることで知られています。漢方では生薬として乾燥した果実や根の皮、葉を利用します。乾燥した果実を枸杞子（くこし）、根の皮を地骨皮（じこつぴ）、葉を枸杞葉（くこよう）と呼びます。

果実は、血の不足を要因とした眼精疲労や眼のかすみ、ドライアイの改善、 滋養強壮の作用が期待されます。葉はお茶などにして飲むことができます。

利用方法…枸杞子（クコシ）の葉は下記にあるように、お茶にして飲むことができます。

枸杞茶（クコ茶）の利用方法

枸杞茶（クコ茶）は、疲労、冷え症、胃腸、便秘、動脈硬化、高血圧、糖尿病などを改善する作用や性質が期待されています。

1. 春先に採取した若葉をよく水洗いする
2. 蒸し器で２分ほど蒸してからざるに取り、手早く冷まして日干しする
3. １日分の量を一つまみとして、きゅうすなどに入れて熱湯を注ぐ
4. ３～４分ほどして、湯飲みに注ぎ飲む

※日干しした葉を焙煎すると香りがよくなります。

注意…熱っぽいときなど体調が悪いときの利用は避けましょう。

効能効果などの注意事項-健康食品やサプリメントの作用や性質は絶対的な効能や効果ではありません。医師や専門家に相談の上、医薬品や他のサプリメントとの摂取の仕方などに注意して使用しましょう。

枸杞子で期待される健康維持の作用

• 高血圧や肝臓病、腎臓病の予防や改善が期待できます。
• 体力の回復作用が期待できます。
• 老眼の予防作用が期待できます。

枸杞子の主な栄養成分と性質

• ベタイン、ゼアキサンチン…血行をよくする作用があります。
• ビタミン類、ミネラル類、必須アミノ酸…ビタミンB1、B2、ルチン、必須アミノ酸により、血管を丈夫にして高血圧や低血圧を改善する作用が期待できます。また、動脈硬化を予防したり、肝臓機能を高めたり、疲労を回復する作用が期待できます。