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フォルスコリン|作用と性質、注意事項

ハーブ類サプリメントであるフォルスコリンの作用と性質、注意事項についてお伝えします。

フォルスコリンとは?

  • 原材料…フォルスコリンはインド原産のシソ科の植物です。「コレウス・フォルスコリ」の根から抽出された薬用成分です。インドの伝統医学・アーユルヴェーダにおいて心臓や肺の病気などに用いられてきたハーブです。
  • 特徴…フォルスコリンという有効成分がcAMP(アデノシン一リン酸)の産生を増加させて交感神経を介し生理作用にはたらきます。脂肪を燃焼させる作用があり、ダイエット・サプリメントとして注目されています。
  • 利用方法…インドでは心不全や狭心症の治療に利用されています。ダイエット目的の場合は、生活習慣の改善をして摂取しましょう。サプリメントとしての摂取は商品によって有効成分の含有量にばらつきがあるため注意が必要です。サプリメントの摂取方法や含有成分と量に注意しましょう。
  • 注意-軽度な軟便などの消化器系の症状が出る場合があります。ほかのサプリメントや薬などとの摂取はお医者様に相談しましょう。
  • 効能効果などの注意事項-サプリメントや健康食品の作用や性質は絶対的な効能や効果ではありません。医師や専門家に相談の上、医薬品や他のサプリメントとの摂取の仕方などに注意して使用しましょう。

フォルスコリンで期待される健康維持の作用

  • 体脂肪以外の体重を維持しながら体脂肪を減らす作用があります。
  • 交感神経を健康な状態にする作用があります。

フォルスコリンの主な栄養成分と性質

  • フォルスコリン…cAMP(アデノシン一リン酸)という細胞内における情報伝達物を産生する酵素であるアデニル酸サイクラーゼを活性化します。cAMPは交感神経にはたらき、抗炎症作用、気管支拡張作用、血圧低下作用などにかかわります。また、フォルスコリンは食事誘導性熱産生を引き起こして消費エネルギーを高めたり、cAMPが細胞のエネルギー代謝に作用することで体重や体脂肪の調整に関わります。