クロム|作用と性質、注意事項
ミネラル類サプリメントであるクロムの作用と性質、注意事項についてお伝えします。
クロムの作用と性質
クロムは体内でわずかに存在するミネラルで、クロムの中で三価クロムが有効なはたらきをし、糖質と脂質の代謝をよくします。
クロムはインスリンと結合し耐糖因子となって、糖尿病の予防にはたらきます。また、脂質の代謝を高めコレステロール値を正常にすることで動脈硬化や高血圧を予防するはたらきがあります。
クロムは多くの食品に含まれているため通常の食事で不足や過剰症の心配はありません。
クロムの主な作用と性質のまとめ
- インスリンのはたらきを強化し、糖質や脂質の代謝をよくして、糖尿病を予防する作用があります。
- クロムの中で三価クロムは糖質と脂質の代謝をよくします。
- 脂質の代謝をよくし、血液中の中性脂肪やコレステロール値を正常にします。その作用が動脈硬化、高血圧を予防する作用があります。
- 過剰症:食品で取る限りは問題ないと思われます。環境汚染物質にある六価クロムは酸化力が強いため有害です。
- 効能効果などの注意事項-サプリメントや健康食品の作用や性質は絶対的な効能や効果ではありません。医師や専門家に相談の上、医薬品や他のサプリメントとの摂取の仕方などに注意して使用しましょう。
クロムで期待される健康維持の作用
- 糖分をエネルギーに変えるインスリンの作用をよくし、糖尿病を予防する作用があります。
- 脂質の代謝をよくし、血液中の中性脂肪、コレステロール値を正常範囲に下げます。そのため、動脈硬化、高血圧などを予防する作用があります。
クロムが欠乏すると心配される症状
- 広く食品に含まれているため、クロムの不足は心配ないと考えられています。
クロムが必要な人の例
- 高血圧を予防したい人
- 動脈硬化を予防したい人
- 糖尿病を予防したい人
クロムを多く含む食品
- あさり
- ひじき
- 牛肉
- レバー