コリン|作用と性質、注意事項
ビタミン様物質サプリメントであるコリンの作用と性質、注意事項についてお伝えします。
コリンの作用と性質
コリンはアセチルコリンという物質の材料になる水溶性のビタミンです。
コリンにはアセチルコリンは血管を拡張させて血圧を下げる作用があるため、充分なコリンを摂取することで高血圧の予防につながります。
更にコリンは、細胞膜を構成するレシチンの材料にもなります。レシチンが血管へのコレステロールの沈着を防ぎ、肝臓に脂肪がたまらないようにはたらくので、コリンの摂取が肝硬変や動脈硬化の予防になります。
また、コリンは脳の記憶形成を助けるはたらきがあると考えられています。
コリンの主な作用と性質のまとめ
- 血管拡張作用のある神経伝達物質アセチルコリンの材料になり、高血圧の予防につながります。
- レシチンをつくり、神経細胞などの細胞膜を形成します。
- 脳の記憶形成を助けるはたらきがあります。
- 脂肪とコレステロールをからだが使えるようにし、コレステロールを正常値に保ち、肝臓に脂肪がたまりすぎないようにはたらきます。
- 体内で合成される水溶性のビタミンです。
- 過剰症-心配ないと考えられています。
- 効能効果などの注意事項-サプリメントや健康食品の作用や性質は絶対的な効能や効果ではありません。医師や専門家に相談の上、医薬品や他のサプリメントとの摂取の仕方などに注意して使用しましょう。
コリンで期待される健康維持の作用
- 高血圧や肝硬変、動脈硬化を予防する作用があります。
- 記憶力を高めます。
コリンが必要な人の例
- 脂肪の摂取量が多い人
- 脂肪肝・高血圧を予防したい人
コリンを多く含む食品
- 豚レバー
- 牛レバー
- 卵
- 大豆
- ささげ
- えんどう豆