パラアミノ安息香酸｜作用と性質、注意事項

パラアミノ安息香酸の作用と性質

パラアミノ安息香酸はビタミンB群の一種で水溶性のビタミンです。別名PABAとも呼ばれます。

パラアミノ安息香酸はパントテン酸や葉酸と一緒に摂取すると白髪を予防する作用が期待できます。また、肌の老化予防に作用があるとも考えられています。

葉酸の構成成分であるパラアミノ安息香酸は、葉酸が体内で構成される時に必要な成分です。葉酸はタンパク質の合成にはたらき、成長の促進や貧血予防に作用します。

また、腸内の有用菌の繁殖をよくし、腸内細菌によって合成されるビタミンB群の合成を促す作用があります。ただ、抗生物質やピルを服用している人には作用が期待できません。

パラアミノ安息香酸の主な作用と性質のまとめ

• 体内で葉酸が合成されるときの構成成分として不可欠です。
• 腸内の有用菌の繁殖を促します。
• タンパク質の代謝にはたらきます。
• パントテン酸の吸収を助けます。
• 白髪や肌の老化を予防する作用があります。
• 水溶性で、ビタミンB群の一種です。
• 過剰症-大量に取ると、不快症、吐き気などの症状が出ます。
• 効能効果などの注意事項-サプリメントや健康食品の作用や性質は絶対的な効能や効果ではありません。医師や専門家に相談の上、医薬品や他のサプリメントとの摂取の仕方などに注意して使用しましょう。

パラアミノ安息香酸で期待される健康維持の作用

• 皮膚と毛髪を若々しく保ちます。

パラアミノ安息香酸が必要な人の例

• 貧血気味の人
• 皮膚の老化や白髪を予防したい人
• 飲酒の量が多い人
• ピルを常用している人

パラアミノ安息香酸を多く含む食品

• レバー
• 卵
• 牛乳
• 玄米
• 胚芽パン