健康食品ノート 健康食品ノート

大豆油|作用と性質、注意事項

植物性油脂類健康食品である大豆油の作用と性質、注意事項についてお伝えします。

大豆油という健康食品とは

原材料…大豆油は大豆から抽出した油が精製されたものです。

特徴…白絞油(しらしめゆ)ともいわれ、調理に使われてきました。マーガリンやショートニングの原料になるほか、サラダ油やてんぷら油に配合されます。

不飽和脂肪酸が多いので、コレステロールの減少に作用が期待できます。また、大豆レシチンが含まれていて、動脈硬化や心臓病を予防改善する作用が期待できます。

利用方法…食用油としてサラダに利用したり、揚げ物などの調理に使用できます。

注意…油脂は1g当り9kcalと高エネルギーなので、摂りすぎに注意しなければなりません。動物性油脂と比較すれば健康的な油ですが、リノール酸の摂り過ぎでアレルギー症状が出たり、がんの誘因になることがあります。

効能効果などの注意事項-健康食品やサプリメントの作用や性質は絶対的な効能や効果ではありません。医師や専門家に相談の上、医薬品や他のサプリメントとの摂取の仕方などに注意して使用しましょう。

大豆油で期待される健康維持の作用

  • 高血圧を予防する作用があります。
  • 心臓病を予防する作用があります。
  • 動脈硬化を予防する作用があります。
  • 胃酸の分泌を調整します。
  • 便秘を予防する作用があります。
  • コレステロール値を減少させます。
  • 生活習慣病を改善します。

大豆油の主な栄養成分と性質

  • リノール酸…多価不飽和脂肪酸で、血中コレステロールを減少させ、動脈硬化、高血圧、心疾患などの予防にはたらきます。
  • オレイン酸…単価不飽和脂肪酸で、血中コレステロールを減少させるとともに、胃腸の調子を整えます。
  • 大豆レシチン…大豆油や油の絞りかすから抽出される成分で、ホスファチジルコリンとも呼ばれます。脂質の代謝を活発にし、コレステロールが血管壁に沈着するのを防ぎます。また、肝臓の保護作用や脳機能の保持作用が期待されています。