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玄米胚芽油|作用と性質、注意事項

植物性油脂類健康食品である玄米胚芽油の作用と性質、注意事項についてお伝えします。

玄米胚芽油という健康食品とは

原材料…米の胚芽部分です。コメの胚芽から搾取した油を加工して食用にします。

特徴…米の胚芽には栄養成分が凝縮されていて、玄米胚芽油は白米では得られない成分が抽出されます。玄米は白米に比べてエネルギー量がほぼ同じで、ビタミンB群、カルシウム、リン、鉄を白米より多く含んでいます。玄米胚芽油は玄米そのものよりも手軽に利用できます。成分には必須不飽和脂肪酸やビタミンE・B1・B2などがバランスよく含まれていて、生活習慣病を予防し、精神を正常化させ、老化予防などにも作用が期待されます。成分にはガンマオリザノールも含まれていて自律神経を正常に保つ作用があります。

利用方法…「食用米胚芽油」「ビタミンE含有食用胚芽油」「米胚芽油加工食品」といった加工食品があります。油そのものの状態、ソフトカプセルに入れられたもの、ペースト状のものなどさまざまな形態の製品が健康食品として販売されています。

  • 注意玄米胚芽油は高エネルギーなので摂り過ぎには注意しましょう。また、リノール酸の摂りすぎはアレルギー症状が出たり、体の免疫力を低下させることがあります。

効能効果などの注意事項-健康食品やサプリメントの作用や性質は絶対的な効能や効果ではありません。医師や専門家に相談の上、医薬品や他のサプリメントとの摂取の仕方などに注意して使用しましょう。

玄米胚芽油で期待される健康維持の作用

  • 細胞の老化を防ぎます。
  • 血圧を低下させます。
  • 動脈硬化を予防する作用があります。
  • 消化を助け、疲労を回復します。
  • 更年期障害の症状を改善します。
  • コレステロール値を低下させます。
  • ストレスを軽減させます。

玄米胚芽油の主な栄養成分と性質

  • 必須不飽和脂肪酸
  • 不飽和脂肪酸…コレステロールを減少させ、動脈硬化や高血圧の予防にはたらきます。
  • ビタミンE…過酸化脂質の生成を抑え、老化を防ぎます。
  • ビタミンB1・B2…脂質、糖質の代謝や過酸化脂質の分解、細胞の再生、神経の機能の正常化などにはたらきます。
  • γ(ガンマ)オリザノール…自律神経の変調や生殖機能の衰えを改善し、末梢神経や皮膚の血流をよくします。
  • リノール酸
  • オレイン酸
  • トコトリエノール