植物ステロール|作用と性質、注意事項
植物性油脂類健康食品である植物ステロールの作用と性質、注意事項についてお伝えします。
植物ステロールという健康食品とは
原材料…植物ステロールはコレステロールに類似した構造を持っていて、多くの植物に含まれている植物性成分です。すべての生物に必要不可欠な脂溶性の物質で、細胞膜を健全に保つ働きがあります。動物のステロールをコレステロールといいます。
特徴…植物ステロールは、コレステロールの吸収を妨げて、血液中の総コレステロールとLDL(悪玉)コレステロール値を下げる働きがあり、動脈硬化性疾患に伴う生活習慣病を予防する成分として注目されています。水に溶けずアルコールで溶解します。
利用方法…食品添加物、医薬品、化粧品として利用されています。植物ステロールを含有する食用油やマーガリンなどがトクホ(特定保健用食品)として市販されています。1日の摂取量は食事と共に1000mg程度と考えられています。
注意-高脂血症など治療中の場合はお医者様に相談の上利用しましょう。
効能効果などの注意事項-健康食品やサプリメントの作用や性質は絶対的な効能や効果ではありません。医師や専門家に相談の上、医薬品や他のサプリメントとの摂取の仕方などに注意して使用しましょう。
植物ステロールで期待される健康維持の作用
- 総コレステロール値を低下させる作用があります。
- 動脈硬化の予防と改善をする作用があります。
- 前立腺肥大症による排尿障害を改善する作用があります。
植物ステロールの主な栄養成分と性質
- βシトステロール
- カンペステロール
- シグマステロール