ビタミンB2|作用と性質、注意事項
ビタミン類サプリメントであるビタミンB2の作用と性質、注意事項についてお伝えします。
ビタミンB2の作用と性質
ビタミンB2は水溶性のビタミンで、リボフラビンとも呼ばれています。水に溶けやすく、アルカリや光に弱く、熱や酸にはやや安定する性質があります。
ビタミンB2は皮膚や髪、爪などをつくり、細胞の再生を促進します。また、脂質からエネルギーに変えるためにはビタミンB2が必要で、脂質を多く摂る人ほど不足がちになります。
ビタミンB2の不足による過酸化脂質は、動脈硬化や老化を進行させる発がん性のある有害物質と考えられています。ビタミンB2は過酸化脂質を分解し、多くの生活習慣病を予防することが期待されます。
ビタミンB2の主な作用と性質のまとめ
- 脂質の代謝を促進し、糖質の代謝にもかかわります。
- 過酸化脂質を分解します。
- 成長を促進します。
- 細胞の再生を助けます。
- 粘膜を保護します。
- 腸内細菌によって体内で合成されます。
- 水溶性です。酸や熱にはやや安定します。アルカリや光に弱いです。
- 過剰症-心配ないと考えられますが、大量にとった場合、まれに、かゆみやしびれなどの症状が出ます。
- 効能効果などの注意事項-サプリメントや健康食品の作用や性質は絶対的な効能や効果ではありません。医師や専門家に相談の上、医薬品や他のサプリメントとの摂取の仕方などに注意して使用しましょう。
ビタミンB2で期待される健康維持の作用
- 健康な髪、爪、肌をつくります。
- 視力を向上させ、目の疲れを軽くします。
- 口内炎、舌炎、口唇炎を予防する作用があります。症状を緩和します。
- 動脈硬化を予防する作用があります。
- 薬物や毒物の解毒にはたらきます。
- 全身の成長を助けます。
- ダイエットに作用があります。
ビタミンB2が欠乏すると心配される症状
- 目が充血したり、弱い光でもまぶしく感じます。白内障になりやすくなります。
- 脂漏性皮膚炎になります。小鼻の周りに脂がにじみ、ぶつぶつができます。
- 口内炎、舌炎、口唇炎にかかります。
- 動脈硬化になりやすくなります。
- 成長期では、発育が止まります。
- 肛門、陰部がただれます。
ビタミンB2が必要な人の例
- 脂質の摂取量が多い人
- 運動量が多い人
- 肌荒れが気になる人
- 糖尿病、脂肪肝の人
- 妊婦
- 授乳婦
- 小児
- がん・動脈硬化・白内障を予防したい人
- ダイエットをしたい人
- 口内炎・舌炎・口唇炎・糖尿病・脂肪肝の人
ビタミンB2を多く含む食品
- うなぎ蒲焼
- ドジョウ
- マコガレイ
- サンマ
- ズワイガニ
- ブリ
- タラコ
- 豚レバー
- 牛レバー
- 鶏レバー
- 鶏卵
- 豚肩ロース
- 牛ひれ
- モロヘイヤ
- 菜の花
- クレソン
- 牛乳
- ヨーグルト
- アイスクリーム
- 納豆
- 大豆
- 緑豆