ビタミンC|作用と性質、注意事項
ビタミン類サプリメントであるビタミンCの作用と性質、注意事項についてお伝えします。
ビタミンCの作用と性質
ビタミンCは水溶性のビタミンで熱、空気、アルカリ、酸素に弱い性質があります。別名アスコルビン酸とも呼ばれます。
ビタミンCは免疫力を強化する作用があり、白血球のはたらきを強化したり、ウイルスに対して攻撃します。不足すると肌の張りが失われ、かぜをひきやすくなり、様々な病気にかかりやすくなります。
更に抗がん作用があり、発がん物質であるニトロソアミンの生成を抑制する作用があります。また、抗がん剤であるインターフェロンの生成を促進する作用も認められています。
ビタミンCの主な作用と性質のまとめ
- コラーゲンの合成にはたらき、血管や皮膚、粘膜、骨などを強化します。
- 抗酸化作用だけでなく、抗がん作用、抗ウイルス作用、解毒作用が認められています。
- 血中コレステロールを下げる作用があります。
- しみのもととなるメラニン色素の生成を抑制します。
- 鉄、銅の吸収、ヘモグロビンの合成を助けます。
- 水溶性です。熱、空気、アルカリ、酸素で壊れやすいです。
- 過剰症-1日に10g以上摂ると下痢、頻尿、発疹が出ることが知られています。
- 効能効果などの注意事項-サプリメントや健康食品の作用や性質は絶対的な効能や効果ではありません。医師や専門家に相談の上、医薬品や他のサプリメントとの摂取の仕方などに注意して使用しましょう。
ビタミンCで期待される健康維持の作用
- 活性酸素の害を防ぐことから、老人性白内障を予防する作用があります。
- 貧血を予防する作用があります。
- ストレス、疲労を和らげます。
- かぜの予防や回復に作用が期待できます。
- 肌に貼りをもたせ、粘膜や骨を強化します。
- アレルギー反応を抑制します。
- 血中コレステロール値を正常に保ちます。
- 壊血病を予防する作用があります。
- 抗がん作用があります。
ビタミンCが欠乏すると心配される症状
- かぜにかかりやすくなります。
- 免疫力や解毒力が弱くなります。
- 肌にはりがなく、しみやそばかすができやすくなります。
- 歯茎から血が出やすくなります。
- 疲労や脱力を感じやすくなります。
- 神経の失調をおこしやすくなります。
- 胃がん、肝臓がんなどの発がんの可能性が高まります。
- 副腎が弱り、アレルギーが出やすくなります。
- 骨や筋肉、胃腸が弱くなります。
- 貧血や切傷が治りにくくなります。壊血病になる可能性が高まります。
ビタミンCが必要な人の例
- 妊婦や授乳婦
- シミが気になる人
- 貧血気味の人
- 歯ぐきから出血しやすい人
- かぜをひきやすい人
- 喫煙者
- ストレスが多い人
- がんや老人性白内障を予防したい人
ビタミンCを多く含む食品
- ピーマン
- 菜の花
- ブロッコリー
- かぼちゃ
- あしたば
- だいこん
- キャベツ
- パセリ
- 春菊
- アセロラ
- 柿
- ネープルオレンジ
- グレープフルーツ
- はっさく
- キウイ
- レモン
- いちご
- みかん